大智度論メモ

大智度論
「信は手の如し、宝山に入って宝を取る」、
「信は大法の大海中に沙門果を得る」、
「甘露の門を開くに、信あれば歓喜を得る」とあります。

この「信」をしっかりと打ち立てることが仏道への最初の一歩です。

それには念仏信仰が入りやすく、ヴィパッサナーでいう「ニミッタ」なども念仏で直ぐ現れる方もおられますし、念仏の実践、念仏系(解脱者)の書籍を読むことは「甘露の門を開く」のに役立ちます。

書籍を読む場合、どの書籍を選ぶかが大事になりますが、それは読み手側の因縁によるでしょう。

書籍との出会いによっては、「なぜだか、無性に胸の前で手が合わさる。その理由がわからないが。」というほどの信仰心が起きる場合もあります。

その後の(甘露の門を開いてからの)実践は、転換せざるを得ないかもしれませんが、

「仏法の大海中、信は能入、智は態度(大智度論)」は言い得て妙な表現です。