六祖壇経02


心が見失われると、仏も衆生である。
目覚めてみると、衆生も仏である。
心が愚かなときは、仏も衆生である。
智慧が働くときは、衆生も仏である。
心が傾くときは、仏も衆生である。
平かなときは、衆生も仏である。
生涯、心が傾きを生ずると、
仏は衆生の中に隠れる。
一瞬も、心が平かであれば、
衆生がそのまま仏である。
自分の心にちゃんと仏がいらっしゃる。
自分という仏こそ真仏である。
自分に仏心がなければ、
どこに仏を探すのか。(六祖壇経)