2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

智慧の意識5

智慧の光で自ら巧みに照らそうとして、巧くいかない場合があるのは、そこに正しくない心(邪心)が隠れているからである。智慧の光が邪心に阻まれる。まわりに光を照らそうとして、逆に「塵」を招き、それを外に出してしまう。しかし、正しい心で智慧の光を…

智慧の意識4

智慧の意識(気づき)が内側に覚知されるという段階から外側つまり方便が働くという段階に至れば、バランスがとれ、内も外もなくなります。それと、智慧の意識の覚知だけでは、無明がそれほど衰えない。智慧の光があり、それを巧みに照らすことができて、無…

智慧の意識3

「ザ・ウォーカー」というDVDを見ました。 因縁つけまくりの映画です。(^_^)この映画の主人公はある日、内側から導きの声を聞いたと告白します。この内側からの導きの声が、いわゆる智慧の意識からのノックです。これは、コチラ、アイテ側からの因縁ではな…

智慧の意識2

智慧の意識、方便、功徳について書きましたが、「縁起」に関することも付け加えておきます。ブッダが直接表現である「意識」等の言葉を使わないのは、意識が固定されたものではなく、はたらきが起こったり無明に覆われてはたらきが起こらなかったりするにも…

PENTAX K-01

ペンタックスからミラーレスK-01が発表になりました。いままでのペンタックス・レンズが使えるということで、次期ミラーレスカメラはK-01だなと判断していたのですが、先日の日曜日に最寄りのカメラのキタムラでSONYのNEX-7に触れて、2つのコントロールダイ…

智慧の意識

無知を衰えさせるには論理的意識と智慧の意識の2つの意識が必要です。 このことは仏教を学んでいれば、ご存知の方も多いでしょう。また、智慧の意識を招き、巧みに使えることを「方便」といいます。智慧の意識は布袋の袋の中身のようなもので、袋が大きけれ…

ひろがりの意識-4

ありのままに想う者でもなく、誤って想う者でもなく、想いなき者でもなく、想いを消滅した者でもない。このように理解した者の形態(ルーパ)は消滅する。 けだしひろがりの意識は、想いにもとづいて起こるからである。(スッタニパータ874) 形態(ルーパ)…

ひろがりの意識-3

スッタニパータ874が解れば、ブッダの説くやすらぎが解る。ブッダは否定文をつかって、みごとに表現している。Sn874の内容は形態(ルーパ)の消滅段階レベルのことなので、主に、名称(ナーマ)の消滅つまり、慈悲心・平等心を完成させている弟子(人)に説…