イメージ(識)の世界33
イエスは死して後、生き返ったのですから、
復活後は、彼岸に渡っていながら生きているということでしょう。
生きながら、彼岸に渡るというのとは逆のパターンですね。
この「生きながら彼岸に渡る」ということが、大地震が現れるための八つの原因のすぐ後に書かれている。
八つの支配して打ち克つ境地の第八の支配して打ち克つ境地のところです。
要するに、非想非非想処を全く超越して、想受滅(表象も感受も消滅する境地)に達して住する第八の解脱のところですね。
第八の支配して打ち克つ境地に「外面的な物質的なものをそのように、白く、白色の、白い外観の、白い艶のものであるとみなして、
それらに打ち克って、われは知り、われは見ると、このような想いをなす。これが第八の支配して打ち克つ境地である。」と書かれていますが、
この白色に打ち克つのがたいへんなんだろうね。
ものすごい光量で、見るのが限界を超えそうになるのでしょう。(4/15)