賢者


> この世では自己こそ自分の主である。他人がどうして自分の主であろうか?

ここでいう「自己」とは自我のことではない。自我を地球と例えるなら、自己は太陽と例えられる。


> 賢者は、自分の身をよくととのえて、明らかな智慧を獲得する。

「賢者」とは師の教えをよく学び、そこから卒業し、自分で道を歩む者のことです。
「自分の身をよくととのえて」とは「ルーパを脱落させて」ということであろう。


⭕依りかかることのない人は、理法を知ってこだわることがないのである。かれには、生存のための妄執も、生存の断滅のための妄執も存在しない。(スッタニパータ856)