イメージ(識)の世界8


ネットで検索していたら、ナーガールジュナの次の偈(空七十論)を見つけた。
自分で考察したことをあてはめれば、間違いがないか確認できそう。

●因と縁から生起した諸存在を、真実として分別すること
依存する存在に執着すること、見ること、分別すること、把握することを無明という。
それを佛は、無明とおっしゃる。それより十二支が生じる。(第64偈)

●真実を見るから、存在は空と善く知る。そうすれば無明は生じない。
それが無明の滅である。それゆえに十二支(縁起)は滅せられるのである。(第65偈)

次に中論の偈で確認してみよう。

●それ故、無知の者は輪廻の根本原因である諸行を為す。
従って無知の者は行為者である。しかし、知者は真実を見るから(行為者ではない)ない。(第10偈)

●無明が滅せられたときには、諸行は生じない。
しかし、無明を滅するのは、まさにこの智を修習するからである。(第11偈)

●それぞれの支分を滅することによって、それぞれの後の支分は生じない。
この純粋なる苦だけの集合体(五蘊のことかな?)は、そのようにして完全に滅せられる。(第12偈)