イメージ(識)の世界16


●記憶は悪者ではない。
 記憶は悪ではないんだよ。
 記憶がわたしたちを支えてきてくれたことは、いくらだってあるはずだ。
 
 でも、わたしたちは記憶をそのままに放っておいてしまうと、
 どうしたって自分を見失ってしまう。それが悲劇の始まりなんだ。

 ウニヒピリはね、とってもまじめなんだよ。
 いつの日からか溜め込まれた記憶を、いつまでも再生し続けている。

 誰も興味も示さない、見ようともしない、その記憶を、
 何度でも繰り返し、繰り返し、あなたに消去してもらうまで、
 形を変えて再生し続ける。

 記憶を還るべき場所に還してあげることができるのは、
 唯一、表面意識である自分だけなんだよ。

 「わたし」が始めないと誰も始めることができない。(Alohaより3/26)